舌切りセキレイ(毛針を食べた小鳥の回収記録)
先週発見した小鳥の亡骸の回収へ
発見した日と翌日辺りはやや寝つきが悪く思考を色々。
考えた末に自分の釣りスタイルに適応した
邪魔にならない&軽いキャッチャーを自作。
とても簡易的だけど、
糸を引っかけるのもそうだが、
木に引っかけて手前に寄せて回収するのにも
良さげな仕様。
いざ入渓。この日は時間もなかったので、
竿すら持たずに小鳥を降ろす為に入る。
現場に到着
小鳥は一週間経っても吊られたまま。
傷みも酷くなったが姿勢はそのまま。
自作したキャッチャーを伸ばし、
糸ごと小鳥を回収。
回収した鳥はセキレイ。
縄張り意識と食欲が旺盛な
ポピュラーで可愛らしい小鳥だ。
針を外して供養する時にじっくり観察
それが針10番程のオレンジボディの
パラアントに食っている。
針は案の定バーブ(返し)付き
クチバシではなく、舌を突き破っていた。
小鳥は舌を貫かれて、返しが引っかかったまま針が取れずに今に至るとすると中々ショッキングな出来事だと思った。
豊かな自然で舌切りセキレイなんて
悲しすぎるね。
ずっと吊られたままで疲れたろうから、
落ち葉とフキの中に寝かせて埋葬した。
獲物を獲るのにバーブ付きで確実に獲りたい
と考える事もあるかと思うけど、
間違ってかかっても逃げれるように
バーブレスで挑戦する事が良いと学ばせてもらった。
それ以前に、ゴミ出すなーって話になるけど。
仮にバーブレスでも逃げられなかったのかも知れないしさ。
北海道ではないが、栃木や他の渓流では
有志でオフシーズンに
渓流に引っかかった毛針を
高枝切りバサミ等で枝を切り回収する活動もされているとあった。
釣り糸は鳥には見えておらず、
引っかかったりで同じような状況になる事を見たりするらしい。
内地では陸だけでなく海中清掃を始める方や、
釣具メーカー等のスポンサー契約している方や、
有権者を筆頭としたクリーン作戦を内地の各地で
盛んに実施されている。
その努力もあってか内地への出張で
久しぶりに釣りをした時は、綺麗な釣り場多く、
気持ちよく釣りもできて感謝もしている。
逆に北海道での環境保全はあまり聞かない。
漁港の地域住民による物くらいで、
釣り場等行けば結構ゴミだらけな場所もあったりするが、
意外に保全的な考えは低調。
道内の釣りもローカルな釣具メーカーも多くあり盛んだが、
そう言った活動はほぼ耳にする事がなく、
釣り人が主体となった活動はほとんどないのが現状。
マナーが日本一悪いとクローズアップされるサケ釣りを
バックボーンとしてるのが基準を下げる原因で、
マナーの悪さの根底にあるかもしれないけど、
北海道民は地元愛がとても強いと有名な割に、案外ね。
様々な場所を歩いて感じてしまうのはそれだったりする。
北海道もそういう活動が盛んになったらいい。
活動あれば積極的に参加したいとも思った。
色々と学ばせてくれてありがとう。
次は針じゃなくて、良いモン食えよー。
