北関東スモール🐀( 自然の力)1の巻
ルアーを始めたころ、一番ハマったのはスモールマウスバス(ブラックバス)だった。
スモールマウスバス(ここからはスモールと呼ぶ)を獲るために、
ランガンに足が欲しいと、取り回しの良いバイクTW225を買い、河川をひたすら探し回るのが殆どだった。
探し回るのに、コツはと言われるが、魚のつきそうな場所、
「どん深と、瀬」をひたすら探しては釣りをして、探すの繰り返し。水量もチェックする。
後は足で稼ぐ。簡単。
ブラックバスでもスモールとラージなら、スモールの方が圧倒的に引きが強いし、川に居る個体は筋肉が発達してとてつもなくなる。
広大な北関東の平野を、探して見つける魚。
コレが嬉しくてやめられないのが、北関東スモール。
しかしながら、不本意な釣りでもあった。
やっぱり外来魚は外来魚。
昔はスモール居なかったから。
学生時代は実家の近所の川でオイカワやフナ、クチボソなどの小魚を、延べ竿で狙うのが一番好きだった。
しかし、スモールを釣り人がゲリラ放流が流行したらしく、、、
小魚達が食い尽くされてしまうと心配だった。
しかし、居なかった外来魚が居るなら獲ってみたいとルアーを始める。
スモールを探して、狙って釣れれば
「やった!」
と感動と釣りの面白さがある反面
「ここにもスモールいたのか...」
と思う複雑さはあった。
別に逃がした人間が悪い訳で、スモールは悪くはないんだけど、居る事で小魚が居なくなってしまうんじゃないかと印象は良くなかった。
アメリカナマズも増えた。
「こんなんじゃ、小魚居なくなっちゃうよー💦」
と思っていたが、ルアーを引いていてオイカワが引っかかる。
しっかり居てくれてる。
直ぐに逃がす。元気に泳いでいった。
スモールマウスバスをやり始めてからだと10年になるが、どういう訳か変わらないけど、オイカワも天敵が沢山居る中、環境に適応しているのかなぁと。
小さな魚でも過酷になる環境に適応する、自然の強さを感じた出来事だった。
思えば全ては環境に適応してく。
スモールが居たら釣り始める人がでたり、
放流されて環境に適応するスモール、アメナマ。
天敵が増えても順応して生存する小魚。
気づかないところで変化していく。
自然は強い。
色々騒がれてる事、多い気がするけど、
案外適応できていってしまう事も実は多いのかも知れない。